| ●感動の初日(前半) |
| 6月9日にノースカロライナ州、シャーロット空港に深夜到着すると、そこにはゼネラルマネージャー(以下GM)のディブ・ハスとディブの友達で日本語が達者なブラジル出身のロナルドが迎えにきてくれていました。このディブは私の夢を叶えさせてくれた張本人で、本当にお世話になりました。かっこよくて、頭もいいし、一般のアメリカ人のイメージと違ってあまり喋らない、まさに男が男に惚れるという人でした。 その晩はディブの家に泊まりました。夜中にTVでメジャーリーグを見たり、部屋にたくさんおいてあるサインボールや野球の雑誌、CAPを見ながら、本当にアメリカに来たんだと、うれしくて長旅の疲れも感じずに遅く迄起きていました。 |

スタッフのみんな。手前中央がGMのデイブ |
| 翌日ディブと一緒にボールパークへ行きました。前の年に一度訪問しているので、ボールパークに近づくにつれてそのことを思い出し、信じられない気持ちでした。ボールパークは緑の芝がとてもきれいで、それを眺めているだけでも幸せな気持ちになれます。オフィスは一塁側後方に位置し、まずそこに行きました。ディブがみんなに紹介してくれていよいよスタッフの一員としてやっていくんだと、最高の気分でした。スタッフは全部で13名。背の高さはそんなに変わらないのですが、やはり体つきが全く違く、しかし逆にそれがアメリカを実感させ、なぜか嬉しく感じました。 |
| 最初の仕事は前日の雨の為に内野から外野にかけて覆っている巨大な雨よけのシート(以下英語で“タープ”)のかたずけでした。天然芝の球場なので天気があやしくなるとこの“タープ”をかけなくてはいけないのです。ちなみにこの日はすっかり晴れあがっていました。全員裸足になってフィールドに降りましたが、僕はやっぱり日本人、フィールドに降りる時「ホントにいいのかよ?」と少しためらった気がします。野球好きなら分かると思いますが、あの美しい緑の芝にどれ程の憧れがあるか・・・それにボールパークはどこか神聖な場所みたいな、ちょっと宗教じみた思いがあるからでしょうか。 |

これが“タープ” |
| フィールドに入ってみると、その芝はじゅうたんよりも柔らかく、ふんわりして、まだ芝に残っている雨水が最高に気持ちよく足をぬらしてくれて、あの感触は一生忘れません。ある意味で僕にとって、この瞬間が最も思い出に残っているシーンになっています。 ところでこの“タープ”引きですが、ハンパな作業ではありません。“タープ”の上に雨水が残っていてとにかく重い!おまけにタープが蒸れているから、凄く臭い!沼の匂いといえば分かりますか? この“タープ”引きは、最初の頃は「これがアメリカ野球だ!」と、楽しかったのですが、どしゃぶりの雨の中でやったり、1日に何度も引いたりしまったりしたこともあり、ついに唯一嫌いな作業になっていました。 |
| この後ディブと、電子レンジや食材などを買いに出かけました。今となっては懐かしい大量(100枚くらい?)にパックされたチーズやハムは約3ドル。アメリカの買い物はこれだから楽しい!大好物はシリアル。たくさんあるなかで一番好きなやつはケロッグの「MINI WHEAT」で、これは毎朝食べました。二日酔いでもこれで元気が出ちゃうほどうまかったです。早く日本に入ってこないかと楽しみにしてるんですが。 |

L.P.FRAN STADIUM 手前はオフィスとカフェ |
スタッフルームでデイブと
|