
嶋田隆さん新コーナー「マイナーリーグものしり講座」がスタートしました。
松井もイチローも野茂も頑張っているけど、ホントに野球が好きなら絶対マイナーリーグ!いやいや、野球が好きでない人ほどマイナーリーグです。その理由はこの講座を読み続ければ「う〜む、納得!」となること請け合いです。
マイナーリーグ(独立リーグを含む)を追い続けて50年以上、訪れたマイナーリーグのボールパークは200以上というまさに鉄人嶋田さんの(こんな人はアメリカにもいない!)熱く、HOTなアメリカンベースボール話しを聞きましょう。
※このコーナーは「ここが違う!アメリカンベースボール」(嶋田隆・著)から部分的に抜粋も含め、掲載しています。
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第7回 ウィンターミーティング
ところで9月に入るとすぐに、マイナーリーグの選手にとって悲喜交々の時がやってきます。来シーズンに向けて次のことが球団首脳部によって検討され決定されるからです。今年の成績、チームへの貢献度、将来性などが審査され、
@来シーズンは上位のクラスに昇格する選手
A同じチームに留まり、契約を更新される選手
B他の球団へのトレード要員とされる選手
Cメジャーへの夢叶わず、今シーズンを最後にマイナーリーグを去っていく選手にわけられます。そしてこの決定が9月中に各選手に球団から連絡されます。@とAの選手は、来シーズンのスプリングキャンプに招集され、そのキャンプで正式にクラス分けが決まります。Bのトレード要員選手についてはウィンターミーティング(12月)で議題にのせられ、球団間でいろいろ取引が行なわれます。なおCに属する選手でどうしてもベースボールを続けたい選手は、メジャー系に属さない独立系マイナーリーグでプロ選手としてプレーを続ける可能性が残されています。
独立リーグについて
ここで、独立リーグについて触れておきましょう。独立リーグは文字通り、メジャーリーグの支配を受けずに、独立して経営をしているリーグをいいます。その代表的なリーグにノーザンリーグやウエスタンリーグ等々があります。これらはれっきとしたプロのリーグで、選手の実力 もメジャー傘下の2Aクラス相当である。独立リーグの選手は、
@アメリカは巨大な国のため、地方の有望選手であっても残念ながら、メジャーリーグのスカウトの目から漏れる事があります。そのような選手が契約します。
Aスカウトの目に留まっても、メジャーリーグのドラフトの枠に入れなかった選手。
Bメジャー、又はメジャー傘下のマイナーリーグの選手で、契約対象外となり、まだまだ現役でプレーを続けたいという強い希望をもっている選手。独立リーグのチームとしても、これらの選手は看板選手として必要な選手が多くいます。従って、独立リーグで有名な選手が散見されるのだ。そんな場合、契約としては、決して安くはありませんが、集客力は抜群です。
Cアマチュア・ベースボールで高い技能と実績を残し、一度はプロでやってみたいという選手等々で構成されています。リーグそのものがメジャーリーグに属さない、つまり傘下でない事を除けば、何の遜色もない立派なプロフェッショナル・ベースボールなのです。ここで育った優秀な選手をメジャーリーグのチームで欲しがり、その選手を買いあげることだってよくある事です。また1998年に設立されたばかりのアトランティックリーグではメジャーリーグ出身の選手をいれて人気を盛り上げました。その中にはルーベン・シエラ(シカゴ・ホワイトソックス)、アレックス・コール(クリ−ブランド・インディアンズ)、ホセ・リンド(ピッツバーグ・パイレーツ)、ジェロム・ウォルトン(タンパベイ・デビルレイズ)、ジェラルド・ヤング(ヒューストン・アストロズ)などがいます。あの有名なダリル・ストロベリーもノーザンリーグにいた事があります。独立リーグは親球団がなく、マイナーリーグの他球団のように親球団からの援助が期待できないためチケット・放送権等の売上や地元産業の広告収入等により経営しなくてはなりません。そのせいか、それこそ地域に密着しファンへのサービスも痒いところに手が届くほどです。独立リーグの選手だけでも優に1200〜1300人がプロ選手として存在します。
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マイナーリーグ写真コレクション
エベレット メモリアルスタジアム(1984〜:ワシントン州)
Everett Memorial Stadium : Everett Aquasox[Seattle Mariners傘下/ショート1Aリーグ]
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文/嶋田 隆
写真・構成/オズボーン・ホームラン事業部 |
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