この二人はレスラーとマネージャーである。
架空の二人だが、エックスなどと名乗るレスラーは全米にたくさんいて、ドクターだキラーだミスターだと、いいかげんなものだった。昔、来日レスラーは羽田で記者会見をやったものだが、そのころの脱げやすいマスクのレスラーというわけだ。外人レスラーは悪役ということになっていて、物凄いキャラクターがひしめいていた。悪役というと、今は神経質なタイプが恐いが、当時は野獣系と相場が決まっていて、漫画雑誌などにこれまたいいかげんな出自が披露されていた。「ケーブマンは洞窟で発見されたのです。」なんて記事には毛皮をまとってヒゲだらけの男が、骨付きなま肉をかじっている写真などが添えてあった。そんななか神経質的に恐く、そう言った意味でモダンだったのがスカル・マーフィー。子供の頃の病気のため全身に毛が一本もなく、弁護士をしていたが、その容貌のため仕事がなく、酒場で暴れていた所を、下品さでは一級のブルート・バーナードにスカウトされたということであった。 |
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