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レンズのむこうは宝島

コミュニティ誌 「レンズのむこうは宝島」は、コンビニ『コミュニティ・ストア』店頭で毎月無料配布されている情報誌『COMMUNITY』でも連載されている人気のコラムです。

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【Part.65】
 季節の移り変わりは早いですが、5月から6月にかけては植物が一番元気になるとき。そして草花が一斉に咲き誇る季節でもあるんですね。
 そこで今回、「花のおしゃれ写真にトライ」をテーマに選んでみました。
 散歩中やハイキングで見つけた花、公園の花、花屋さんで買ったお気に入りの花などなど、とにかく花の種類が一番多いとき。しばらくは楽しめます。
 デジカメの高性能化で、フィルムでは難しかったフィルターワークも要らなくなり、また撮影後の画像処理で、写真を変身させることも可能になりました。そのぶん撮影に集中でき、表現の幅が広がったということです。
 ただ画像処理でもオシャレ写真に変身させられますが、そうなると画像ソフトにまで話がいってしまうので、ここではアナログとデジタルのコラボレーションを使った、オシャレ写真の「ちょっと面白テクニック」を紹介したいと思います。

カメラアイコン オシャレ写真のおさらい
 基本的には今までお話しした、オシャレ写真と同じです。ちょっとさかのぼっておさらいをしておきましょう。
 まずレンズ。マクロ系の望遠ズームが有利、明るい単焦点レンズや単マクロレンズなら、なおグッドということですね。
 ピントはオートフォーカスではなくマニュアルフォーカス。気に入った部分にしっかりとピントを合わせます。
 絞りもオートではなくマニュアル。絞りを開放に近くすれば焦点の合う範囲が狹くなってソフトな描写になります。余計なものがぼやけてぼろ隠しにもなるというわけです。
 アングルも上から下からそして斜めから。自分にとって新鮮と思われるアングルで。なるべくシンプルな背景を選び気分よくシャッターを切る。斜めった写真も、違和感がなければむしろ動きが出て良い結果になることもあります。
 と、こういう感じで撮ることを頭に入れておきましょう。

カメラアイコン ラップは調理だけじゃもったいない
 さて、そこで簡単ソフトフォーカス写真の撮り方を。
 機器はデジタルでも考え方はアナログと同じ。それが写真をもっと面白くするんです。
 まず幅20〜30cmぐらいの食品ラップを用意します。これを正方形に切り取って、4つ折りにしてレンズの前に輪ゴムで止める。これでOK。オリジナル・インスタント・ソフトフィルターのでき上がりです。
 高級ソフトフィルターにも匹敵する効果が期待できますよ。シワを入れるなどすれば度合いの調節も簡単。色々楽しめます。携帯電話カメラにだってOK。
 台所にある何でもない素材が撮影機材に化けちゃうんです。これで花を撮るもよし、人物を撮るのもよし。ちょっとトクしたような気がするはずです。
 なお、ラップフィルターを使っても絞りはなるべく開けた方がよりソフトにしあがります。ただ肝心なところにはしっかりピントが合ってないといけません。いくら最先端のデジタル技術をもってしてもピンぼけは直せませんからね。

カメラアイコン アルミホイルは万能レフ板
 アップの写真を撮る場合は、アルミホイルに穴を開けレンズの前に当てるというのも小技のひとつです。しわしわにしたホイルをカメラ下に敷くだけでも写真のでき上がりに違いが出ますから遊び心でトライしてはどうでしょう。逆光のときはリングライトの効果もあって使い方はいろいろです。
 最近は撮影用と思われる「片面黒つや消し」のアルミホイルも売っていて、これは使い方に頭をひねるという意味でも面白いですね。バッグの中にアルミホイルとラップ、まるでピクニック気分♪

 良い写真というのは、とにかく気分の良いときに撮ることが最低の条件。花にも人にも優しく接することで優しい写真が撮れるんですね。きれいな写真の最高のテクニックは実は人の心にあるのかもしれません。


ラップを使ってソフトフォーカス写真に挑戦。

アルミホイルは万能レフ板です。