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レンズのむこうは宝島

【Part.66】
 皆さんこんにちは。もはやカメラは完全にフィルムレス時代。財布を気にせずばんばん撮れるようになり、整理もCDやDVDなどを使うようになって大変便利になりました。
 ただ、それだけに撮った後の整理の時間がグンと増えましたね。皆さんも先の大型連休に撮りだめした写真、画像編集と整理に四苦八苦しているのではありませんか?

カメラアイコン 「遊び心写真」のおすすめ
 石油から作るフィルムや、乳剤の銀、現像液に使われる薬品など、地球環境のことを考えると、世代交代は宿命なのかもしれませんね(CDもDVDも石油製品なんですが…)。
 それはさておき、撮るという行為はどんな時代も同じこと。
 銀塩写真は一枚一枚に集中するのが面白い半面、コストやフィルム残を考えると、ばしゃばしゃ撮るには厳しい。一方のデジカメは、ばんばん撮る「遊び心写真」にもってこい。両者それぞれに特長を持っているということですね。
 というわけで、今回は遊び心写真のおおすめがテーマです。

カメラアイコン フルオートだから簡単「ノーファインダー撮影」
 遊び心写真の一つに「ノーファインダー撮影」があります。
 よくカメラを持ち上げてファインダーを見ないで撮っているのを見たことがあるでしょう。
 私は万歳撮影と言っていますが、マニュアルでは結構難しかった万歳撮影も、今では露出からピント、ストロボ、何もかもオートづくし。実に簡単に撮れるようになりました。それもきれいに。これを利用しない手はありません。
 そこで、ノーファインダーの面白さと、その方法をいくつか紹介してみましょう。

カメラアイコン 「レンズは目の延長線上」と考える
 撮影はファインダーやモニターを見ながらが基本ですが、ときには覗けない場合やファインダーを見ないで撮った方がよい場合もあります。そんなときは、自分の予想と想像で「感覚写」といきましょう。
 赤ちゃんや子供、ペットなど動きがある被写体には、普段あまり使わないアングルでの撮影も面白いものです。
 多少の曲がりや、構図などは気にしない。ばしゃばしゃと感覚写といきましょう。失敗したと思っても、削除するのは後からのほうがよいですよ。ノーファインダー感覚写は、失敗と成功が紙一重で微妙ですからね。「失敗の中にお宝が」なんてことが大いにあります。

カメラアイコン ケーブルレリーズを使う
 角度やアングルによってはシャッターボタンの位置にも不自由を感じるときがあります。そんなときもケーブルレリーズさえあれば万事オーライ。
 レリーズの使い方は、三脚につけたカメラのブレ防止だけじゃないんです。ワイヤレスのレリーズもあるので、どんどん使いこなしたいですね(ただ、コンパクトカメラにはレリーズが使えないものがあります)。
 これを使うと、「万歳シャッター」も「やったーシャッター」もOKというわけ。説明できない滑稽な撮影スタイルになることもしばしばですが、良い写真を撮るにはそんなことかまっていられませんよね。

カメラアイコン 一脚でアクロバットシャッター
 私はロケ先で脚立もハシゴもないときに、時々この方法を使います。足場が悪いときなどには大変役に立ちます。
 まず一脚にカメラを取り付け、一番伸ばしたときぐらいの長いレリーズを用意します(ワイヤレスレリーズがベスト)。準備はこれでOK。後は好きな高さで撮影。伸ばせば超ハイアングルでの撮影も可能というわけです。アングルが1メートル変わるだけでかなり新鮮なアングルになりますから、試してみてはいかがですか?
 ただし、カメラの重さや風の影響で危険を伴いますから、周りに人がいるときなどは十分な注意が必要です。本番撮影の前に必ず位置確認と練習をしておきましょう。

 ノーファインダーの撮影は、トリミングすることも考慮して、ワイド系で撮るほうが良いかもしれません。望遠レンズでは新鮮アングル効果が低くなるので、あまりおすすめ出来ません。
 最後に一つだけお願い。人込みや電車内でのノーファインダー撮影はしないこと。「レンズのむこうの宝」のはずが、危険な遊び写真で「塀の向こうで涙」になりかねませんから。

自分の背丈ほどある芦のため、目線の高さでは遠景が全く写りません。 一脚を一番のばした1.6m+私の手を伸ばした高さ2mの3.6mで撮影。そのため遠景もはっきりわかるようになりました。