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レンズのむこうは宝島
【Part.57】
 この夏、関東地方は梅雨明けが8月にずれ込み、今年は冷夏なのかなと思いきやとんでもない。国内最高気温40.9度を記録した熊谷と同じ県内に住む私は、半端じゃない暑さを久々に経験しました。
 夏に強いと自負をしていた私ですが、あの猛暑はさすがに堪えました。扇風機の風が温風に感じるなんて初めての経験。
 この夏、悲鳴を上げたのが黒系の多いカメラです。炎天下では内部が60度以上にも。大切な夏の思い出が詰まった宝箱が空箱になってしまった人がいるのでは、と心配しました。
カメラアイコン 暑さボウシに帽子を
 以前、夏のカメラ対策について話しましたが、その対策を怠ると、カメラの調子が悪くなるのが大体9月〜10月。
 9月もまだまだ暑い日があります。炎天下に少しでも置く場合、白ッぽい布一枚被せるだけで最悪の事態は避けられます。人間にもカメラにも暑さ防止の帽子を被せてあげましょう。
 気持ち良い秋を気持ちよく迎えるために、体調もカメラもベストコンディションでスカっと爽やかにいきたいものです。
 さて今回からは「生活で写真を楽しむ」と題して、生活写真の話を何回か続けていきたいと思います。

カメラアイコン 食欲の秋→料理の写真
 まずは食欲の秋を前にして料理写真のあれこれについて。
 毎日のおかずづくり、大変ですよね。それを写真に撮るなんてとんでもない、なんて思っていませんか?
 でも、料理雑誌とまではいかなくても、そんな雰囲気の写真を撮るって面白いですよ。
 そこで簡単オシャレ写真のコツをいくつか。それもコンパクトデジカメに絞ってみます。
 料理写真はコンパクトカメラでも十分いい写真が撮れます。最近のコンパクトデジカメは1,000万画素級が増えて、半端じゃないくらい良く写る。利用しない手はないですね。
カメラアイコン ズームは望遠側で撮る
 料理写真はアップで撮ると格好いいのですが、ワイド側のほうが近づきやすいので、そちらで撮影しがち。でも、背景をぼかして対象を引き立たせるために、なるべく望遠側のズーム域を選びましょう。
 これだけでも感じが変わります。一見しただけでは一眼レフと見分けがつかないかもしれませんよ(ただ、ズームには光学ズームとデジタルズームがあり、デジタルズームは画質が悪くなるので注意が必要です)。
カメラアイコン ストロボはOFFで
 真正面からのストロボで美味しそうに見せるのは至難のわざです。オートストロボはOFFにして、なるべく自然光で撮るのがみそ。昼間なら窓際の明るい日陰、料理によっては日差しがあっても雰囲気が出ます。
 デジカメの場合、フィルムカメラと違い蛍光灯との相性がとってもいいことを知っておきましょう。明るい蛍光灯の斜め下あたりで撮ると、正面のストロボとはひと味違った柔らかい写真が撮れること請け合いです。
カメラアイコン 三脚はあったほうがいい
 蛍光灯での撮影は、肉眼では明るく見えても撮影光としては足りない場合が多いため、三脚でカメラを固定することをおすすめします。手ぶれ補正付きカメラなら三脚が要らないこともありますが、それでも少し感度を上げるのがいいでしょう。


 これからは美味しい食べ物が目白押し。食欲の秋、写真欲の秋、肩を張らずに写真を生活の一部と考えて軽い気持ちでアートしたいものです。
 レフ板や鏡などを使わず、自然光のみで食べ物を撮るとハッとするようないい写真が生まれることが少なくありません。そして、お気に入り写真は伸ばして飾りましょう。額は百円ショップにかわいいものが結構そろっているし、プリントもインターネットで一枚から注文OK。良い時代になりました。
 料理だけでなく身近なキッチン雑貨や器具、食材などを対象に加えるのもグッド。シンプルな柔らかい光で、超アップや新鮮アングルを楽しみましょう。



今回撮影に使ったカメラ
(Canon Power Shot S30 320万画素)