Goyard Club >> 賛同者&ファン >> 石井 義章 >> Part.2

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レンズのむこうは宝島


 今回はペットの撮り方の話をしましょう。
 最近のペットブームは大変なもので、いろいろな動物がペットとして飼われています。携帯電話やパソコンにもポストペットなるものが飼われているし(?)、6〜7年前にはタマゴッチが流行りましたね、覚えてますか? それに年々進化しているロボット犬アイボ…あぁ〜ペットもここまで来たかの思いです。
 でも、なんといっても人気なのは、やはり色々な動きや表情を見せてくれる本当の動物たちです。
 私の友人・知人も半数以上がなんらかのペットを飼っています。そして、その大部分は犬か猫。日本だけでなく、世界的にも昔から犬や猫は人間のよきパートナーとして愛され可愛がられています。
 というわけで、我が家にも1年半前、1匹の大きめの犬が家族の一員に加わりました。
 ワンちゃんネコちゃんの愛くるしい姿は、見てるだけでも心が和みます。でも、そのかわいい表情を見ているだけでなく写真に残せば楽しさ倍増ってわけです。
 動物専科のプロが撮ったきれいな写真を飾るのもいいけど、やはり「自分のパートナーを自分で撮る!」これが決め手。ペットとの信頼関係がより深まること請け合いです。
犬  私は愛犬と出かける時には必ずカメラを持っていきます。気まぐれな行動と予測しきれない動きは結構手ごわい相手。近頃は動くものの撮影の練習パートナーになってくれています。
 そこで、私からメッセージ。「犬やネコの写真は難しい」「けれど面白い」だから、「諦めないで挑戦を!」
 難しいとはいっても、ちょっとしたコツで見違えるように可愛く撮れたりします。実はそのコツ、私の重要な撮影のツボでもあります。そこで読者の皆さんにちょっと美味しいツボを伝授。

 どんなカメラを使った場合でも同じですが、目で見て、いいなと思ってからシャッターを押すと、たいがいタイミングがズレます。
 人間って、目→頭→指の動作に移るまでに意外と時間がかかるんです。あのマリナーズのイチローや、F1レーサーのシューマッハでもです。あるレーサーに聞いたのですが、カーブに入る前ですでに曲がってるって感じでなければならないのだとか。
 訓練や経験でそのズレを限りなくゼロに近づけられるそうですが、でも、訓練なんてヤダよと思うでしょ。だからツボの登場です。
 シャッターチャンスはシャッターを押す寸前にあるわけですから、「いいな〜と思う前にシャッターを押しちゃう」んです。
 つまりフライングですね。スポーツの世界なら失格となるところ、写真では大いに結構ってわけです。これをフライングシャッターとでも名づけましょう、ぜひやってみてください。
 人がモデルならまだしも、犬に「もう一回今の表情を」と言ったって無理な話。逃がしたチャンスは二度と戻ってきませんからね。
 何回かやってると、意外とドンピシャに決まったりします。その時の感動はクセになりそう〜。
 なお、デジタルカメラは機構のせいか普通のカメラよりズレが大きいので、フライングを早めにする(?)のがいいでしょう。
 そのデジカメのいいところは撮ってすぐに画像が見られるところです。でも、それがちょっとした落とし穴。画像を見てる間にシャターチャンスがどんどん逃げちゃってます。せっかくのチャンスですから一段落してから確認するようにしましょう。
 ところで、カメラマンが独り言をいいながら撮影していることがよくあります。野球場のカメラマン席には「次はカーブ」「ストライク」などとブツブツ言いながら撮っている人が必ずいます。ちなみに私も独り言派のひとりです。
 これは、ある種の間合いをとっているんですね(むろん黙々と撮る人もいますが…)。皆さんもペットに優しく話しかけながら、間合いをとりながらシャッターを押してみて下さい。きっといつもよりもっと可愛い表情が撮れて、主人もパートナーも大喜びということになるはず。この語りかけて間合いをとるのが第二のツボというわけです。
 最後にもう一つだけポイントを。目のあるものすべてに言えるのですが、“キャッチライト”といって目に光りを入れて写すことによって、イキイキした感じを際立たせることができます。
 明るいところでも、ストロボフラッシュが使えるカメラであればやってみてください。いままでとは一味違った作品に仕上がることでしょう。