
みなさんはじめまして。今回から写真&カメラについて語らせていただくことになりました。といっても機器や技術にまつわるカルトな話だけでなく、「写真よもやま話」路線でいこうと思っています。仕事仲間やスタッフとの“撮影秘話”、いろんなところで見聞きした“目からウロコ話”、そして“失敗談や成功談”などなど…。そこにちょっぴり「撮り方」のスパイスをからめながら話をすすめる事にしましょう。
宝くじは買わなければ当たらない! 当たり前ですが写真もシャッターを切らないと写りません。それにフィルムも入れないとね。
実は写真が仕事の私も、複数のカメラで撮ってると時にフィルムを入れ忘れることがあったりします。途中で気が付いてギャーってわけです。皆さんもくれぐれも気をつけましょう。
さて、写真ってよほど好きな人でも毎日撮ることは少ないと思います。私も遊びに出かけたときは、カメラを首にかけっぱなしで2〜3枚だけってことがたまにあります。くたびれたりお腹がすいてたりすると、そっちに頭がいっちゃうのでなおさらです。
が、そんなときこそシャッターチャンスだったりするんです。自分が腹ペコでへこんでいれば、連れも同じことが多いわけで、その様子はその時しか撮れません。ほんの少しの“我慢と気合い”が良い写真をものにするチャンスなのです。
「でもやっぱり撮るのは面倒、いい写真はほしいけど…」という人のために、究極の撮り方を一つ。
ただ、先に言っておきますが残念ながらこれはカタチには残りません。それは頭の中でカシャ、カシャっとシャッターを切って記憶する「頭シャッター法」だからです。
でもこれが楽しい。何しろ間違っても手ブレは起きませんし、フィルムもいりません。
イメージトレーニングなんて大げさなもんじゃなく、人間ウオッチング、街ウオッチングの感じでチャレンジします。電車の中や散歩中、レストラン、夜の公園(あやしいナ)などなど、けっこう決定的瞬間が撮れるものですよ。
ま、お歳によっては手ブレでなく頭ブレで記憶から消えることがあるかもしれませんけど(あ〜ぁ、近頃の私がそう)。
「頭シャッター」は少なくとも8〜10秒は間隔をあけて切るようにします。なぜなら、頭の回路がきちんとピントを結ぶにはそれぐらいの時間が必要だからです。なので流し撮りしないのが鉄則。ほとんど記憶に残りませんから。
ピントを合わせて頭シャッターで撮った画像は記憶の引き出しに入ります。だから、次に似たような場面に出くわすと、引き出しと目前の風景を比較しながらカシャっとやることが出来ます。
初めて見る場面なのになぜか見たことがある……そんな経験ってありますよね。そういうときは絶好のシャッターチャンス。他の人には楽しめないことが楽しめて、記憶力アップにも大いに役立つというわけ。
これは頭シャッターの訓練をした人だけの特典です。

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(1) ばっと見ただけで頭シャッターを切っちゃうと、こんなふうにしか記憶されません。
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(2) でも、じっくり見てカシャっとやれば、 こんなふうに記憶されます。
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皆さん、いいお正月が迎えられましたか?
正月といえばキモノですね、初詣のキモノ姿はいつの時代でも日本人にとって心が和むものです。また、つい先日の成人式やこれから迎える卒業式――初春はキモノの似合う季節といっていいでしょう。着る機会が少ないせっかくの着物姿を残しておきたいと思うのは皆同じ。そこでカッコ良く撮る方法を。
着物姿を撮るというのは、キモノではなく「着ている人を撮る」のはいうまでもありません。でも、これって意外と奥が深くて難しい。どうしても綺麗なキモノの方に目がいっちゃいがちになります。
キモノは目立つもの。ですから要はキモノより人間をメインにすればよいわけで、これでバランスがとれます。
そこでまず、被写体をいくら天気がいいからといって太陽の真正面に向かせて撮らないことです。これだとキモノの色は良く出ますが、肝心の人間がのっぺらになってしまう危険が大。彫りの浅い日本人にはかなりキツく、メイクのアラが目立って素敵のはずが“粗敵”になりかねません。

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太陽の位置は被写体の左右45度ぐらい。向いてもらう(順光)のも背にする(逆光)のもOKです。背にしたときは顔とキモノが少し暗くなりますが、これがまた自然でいい。キモノに陰影が出来て本人がよく目立つし、背後の景色も立体感が出てGOODな写真になることが多いんです。太陽が真後ろでない限り暗くなりすぎることはありません。
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太陽に向かうときはちょっとだけ工夫を。顔は正面、キモノは少し斜めになるようにします。もし白っぽい服の友達がいるなら、その人は影になる方に立ってもらいましょう。
といってもそんな都合の良いことは少ないでしょうから、その時はそのままカシャ! 本人の笑顔で十分にカッコ良く撮れます。
今度キモノを着ている人を見かけたら、太陽が斜めに当たっているときが人もキモノもキレイに見えることを、頭シャッターで実感してみて下さい。
それと基本的なワザをもう一つ。目の高さよりちょっと下の帯の高さで撮ることです。これでバッチリのはず。もしだめだったら私に文句を。
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