Goyard Club >> 賛同者&ファン >> 東野 hobo ひろあき

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“ギャグマニア〜思わずにんまり〜”
アメリカ映画でさりげなく、
アメリカンTVドラマで堂々と、
時には「さぁ、どうだ、笑え!」とホットに、
またある時には「わかるかい?」とクールに、
観る者のハートをくすぐるギャグの数々。
超有名なものから、見逃しがちなものまで、
まるで巨大スーパーで、どでかいカゴに
どんどんと商品を放り込むように、
ためらいなくコレクションしていきます。


♯5『「そう来たかぁ〜」の快感を、家まで持って帰ろう』
  (from“炎のメモリアル”2004)

映画を語る時に、一番大切なのは「正直でいられるかどうか」だと思う。
これは“映画”に限らず、テレビ番組の企画会議でも、芝居を観た後に楽屋を訪ねたときも同じだ。
笑うこと、泣くこと、なんじゃこれは!と思うこと、を我慢する必要などない。
雑誌『SPA』誌上で、蛭子能収さんが映画コラムを連載しておられるが、

その「誰が何と言おうが」という神経が心地良い。
世間が物凄いと思い込んでいても、蛭子さんは「つまらない」と言うし、

評価が低過ぎて、ついついそれに同調してしまいそうな映画でも「楽しかったぁ」と書くし。
ボクには、それは出来ない。
やっぱり、とんでもない意見をズバリ書くのは勇気がいるし、ボクにはその勇気はないし。

で、現在(2005/5/24)、公開中の『炎のメモリアル』。
映画会社としては、『ジョン・トラボルタです、ホアキン・フェニックスです、泣けます』

と言いたいところだし、実際、そこを押すけれど、日本で客が入るわけがない。
というのも、ジョン・トラボルタだし、ホアキン・フェニックスなんだから。
そんな名前で、今、誰が行く?
ブラピか、トム・ハンクスか、ジュリア・ロバーツか、ならまだしも、、、。
ま、そんな日本の洋画動員事情は置いといて、

蛭子さんは、前述の映画コラムで「ずっと泣きっぱなし」と書くわけです。
火事もの、消防署員もので、そう書いてしまうと、軽過ぎないか、と思います、映画評論家は。
ここで感動しちゃ名がすたる、といったところです。
でも、蛭子さんは「泣きっぱなし」だったと。
「消防士さん、ありがとう」と。
ここに、映画の観方があるなぁ、と思ったわけです。

さて、ボクはと言うと………
もちろん、何度も涙を拭いたし、「ずるいっ!ずるいっ!」と悔しかったことは事実です。
建物を燃やして、勇気出して、誰かを助けて、力尽きて、、、、、、
そんなもん、誰でも泣くやん!
ボクなら、そんなずるいことはしません。
意地でもしません。

ここで、「ですます,ません」口調は置いといて、、、
ボクがアメリカ映画が好きなわけは、

こんな映画にも、きちんと素敵でコミカルなシーンが用意されているからで。
それも、当コラムの表題にある「そう来たかぁ〜」の快感を届けてくれるわけで。
このコラムは『ギャグマニア』なわけだから、そこに注目したい。

ずばり言えば、そのシーンを観るためだけにでも、映画館に行こう、ということである。
(ここから、再び「だ」「である」調。)
ベースボール・ムービーと同様に、消防方面でも、新入りを「ルーキー」と呼び、

主人公のホアキンがやって来る時「ルーキー」と呼ばれるのだ。
そして、ルーキーを迎える儀式が行なわれるのだが、ここがいい。
(………詳しくは書かない。

 ※このコラムで覚えたことは「ギャグ紹介コラムって難しい」ということ。
 というのも、ずはりは書けないからなぁ。)
で、それで終わりかと思ったら、もう一回ある。
同じシチュエイションで、もう一度あるのだ。
観ている方は「またか」と思う。
他にネタないのか、と思う。
なんだかなぁ、と足を組み替えるタイミングだ。
しかし!

※ここまでです。
 この2回目を、映画館で、確かめて下さい。
 2度目のルーキー儀式のシーン、それが、この映画を書いた脚本家に拍手するところです。

炎のメモリアル (2004)
LADDER 49

アメリカ/ドラマ・アクション

《公開時コピー》
家族を愛し、仕事を愛し、
全力で生きたあなたが、誇りだった。

監   督 ジェイ・ラッセル Jay Russell
製   作 ケイシー・シルヴァー Casey Silver
製作総指揮 アーミアン・バーンスタイン Armyan Bernstein
マーティ・P・ユーイング Marty P. Ewing
脚   本 ルイス・コリック Lewis Colick
撮   影 ジェームズ・L・カーター James L. Carter
プロダクション
デザイン
トニー・バロウ Tony Burrough
音   楽 ウィリアム・ロス William Ross


出   演 ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix
…ジャック・モリソン
ジョン・トラヴォルタ John Travolta
…マイク・ケネディ
ジャシンダ・バレット Jacinda Barrett
…リンダ・モリソン
ロバート・パトリック Robert Patrick
…レニー・リクター
モリス・チェスナット Morris Chestnut
…トミー・ドレイク
ビリー・バーク Billy Burke
…デニス・ゲクイン
バルサザール・ゲティ Balthazar Getty
…レイ・ゲクイン
ジェイ・ヘルナンデス Jay Hernandez
…キース・ペレス
ティム・ギニー Tim Guinee
ケヴィン・チャップマン Kevin Chapman

文・写真/東野hoboひろあき