
「アメリカ新喜劇」は毎週月曜日に更新します! |
Vol.45/2002.3.25更新
『牛なの』の巻
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アメリカを車で走っていて、ホッとする瞬間………それは動物を見た時ですね。ただ広いだけで、愛想のない大地に心を絞られるような気持ちになった時、「あっ、生きてる奴らがいる。」と思って、なんだかうれしくなります。特に、牛と馬。もちろん、どなたかの所有物なんでしょうけど、日本と違って、その放牧規模がバカ広いから、もうみんな、誰のモノでもなくて、我が物顔で暮らしている印象があります。
馬たちは、精悍な顔だちから、ボクは自然に、ハンサム・ガイ(♂)だと思ってしまい、牛たちの場合は、なんとなく、のんびり純朴な女子(♀)に見えて仕方ありません。そう、クラスに二人は居たタイプの女子です。決してモテモテじゃないけど、気にはなってしまう。勉強も中の上ぐらいで決して秀才じゃないんだけど、ノートをうつさせてもらう程度の信頼感はある。なぁんかどこか愛嬌があって、擦り傷した時にサッとバンドエイドをくれるような女子。
で、写真は、カンザス州の中程にあるマンハッタン(!!)という町で見かけた牛ちゃん。広ぉい広ぉいカンザスだから、何もこうやって囲いの中に入れられなくてもいいはずなのに、何の因果か、こんなことに………。で、ボクも急ぐ旅でもなかったし、ちょっと立ち話したんですよ。「あ、ちわっす。」「もぉ〜、ちわっすじゃないわよ、ほんとにもぉ〜。」「あ、機嫌悪いんすか?」「悪いったらありゃしないわよ。私ね………牛なの。」「いや、それは見ればわかりますけど。」「牛だからって、おしゃれに興味ないわけじゃないのよ。だって、女の子なんだもん、ハハン。」「あ、なるほどね、そうでしょうね。」「耳のところ、見てくれる?この前、勝手にピアスつけられたの。どうこれ。全然、趣味悪いと思わない?ダッサダサでしょ。」「でも、鼻ピアス、なかなかいいっすよ。」「ま、これはね、ちょっとパンクでしょ?バンド、組もうかしら。オックス・ピストルズ。」「いや、お宅、オックスじゃなくて、カウでしょ。」「じゃあ、スタイル・カウンシルなんてどうかしら?」「もういいです。」「あぁ、私も一度でいいから、カンザスさしてみたい。」「かんざしですわ、それも言うなら。」………彼女のことが、今も忘れられません。好き。
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君は、どっちがタイプ?
左の松島菜々子派、それとも、右の藤原紀香派?
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