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「アメリカ新喜劇」は毎週月曜日に更新します!

 Vol.4/2001.3.19更新
『ごめん!頼むから、もっと払わせてくれ!』の巻

 アメリカ旅の醍醐味は『「今夜どこで泊まるか」なんてことを決めておかない、その危うさにある』と、ボクは思っています。かつて、まだ10代の頃にボクを夢中にさせた“アメリカの格好良さ”というのは、ほら皆さんも目にしたことがあるはずのあの光景。荒野のはずれで焚き火なんかを囲んで、その顔に火の揺らめきなんかを映しながら、ホット・バーボンなんかをグイッとやる、あれなんです。いえ、その光景を再現したいというよりも、「今夜はここで過ごすとするか」という自由さ、何にも縛られない感覚がいいわけです。
 そういう意味で、アメリカに行く時は、ボクはモーテル旅にこだわり、向こうでそれを選ぶようにします。ホテルとは違って、飛び込みがきくし、ひと晩限りの宿という匂いを存分に楽しめますからね。
 で、一年もうろついた結果、100以上のモーテルのお世話になりました。「簡単に見つかるんですか?」という質問をされることがよくありますが、「簡単過ぎます」と返します。「空いてる?」と尋ねて、ルーム・チェックのために「部屋をちょっと見せて。」と言い、「明日出るから。」と伝えたら、鍵を貰って、もう我が家です。その魅力は、手軽さですが、もちろん、一番大きな要素は値段。そこそこのチェーン・モーテルでも、40ドル〜50ドルかなぁ。いや、ひとり当たりじゃなくって、ひと部屋当たりの値段ですから、ふたりで泊まれば半額だし、たいていのところなら、4人までは宿泊可能なはず。割ったら、安過ぎ!もちろん、探せば、30ドル前後のところもあるから、そんな時にはビールの本数が少し増えたりします。
 で、ニューメキシコ州のギャラップ郊外。ルート66沿いに走ってたら、こんなもん見つけてしもた!えぇっ?!見間違いとちゃうか?もう一回確かめに戻ったりして……えっとぉ…13.95ドル?!マジか、これ。確かめたろ。ガタンとドアを開けると「ハイ!」と笑顔のおっさん。「おっちゃん、一泊なんぼ?」「13万円!」どって〜ん!新喜劇やっとる場合か!泊まるぞ!ほんまにえぇねんな!13.95ドルやな!おっさん、大好き!!


文・写真/東野hoboひろあき

その名も、デザート・スカイ・モーテル。
土地代、安そう〜。
維持費、安そう〜。


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