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Vol.31/2001.12.10更新
『嗚呼、湯煙旅情なき温泉町』の巻
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いやぁ、温泉は良いですなぁ。先日、熱海湯河原に行って来たんですが、なんと言いますか………自分の中の「もったいない感」が全面的に出ますね。「せっかく来たんだし、入らないと損!」みたいな。いや、別に損なんかないのに………。あ、これは、前々回に書いた“食べ放題”心理と同じで、つまり、“風呂に入り放題・漬かり放題”ってことですね。だから、到着すると夕食前に「さっそく、行っとく?」となって、酔い覚ましに「も一回、行こっか?」となって、中には、夜中の“部屋飲み”の最中に、突然、「んじゃまぁ、行ってくるわ。」とタオル一枚つかんで、出て行く奴がいたりして。で、翌朝。叩き起こされて、まだぼやけている脳味噌が考えることは「………とりあえず、入っとこか………」。
湯河原の野天風呂に肩までつかり、♪あぁ、人は人は人は〜何ゆえに〜お湯につか〜るの〜、っと適当な鼻歌を口ずさみながら、思い浮かべていたのは、アメリカ・アーカンソー州のことでした(きっと、そんな奴は、他にいない)。
つとに名の知れた町-ホット・スプリングス。移動続きのアメリカ旅は、ほぼ4か月を過ぎ、身体も精神も目に見えない疲れを溜め込んで来た頃に、その甘美な響きですよ。ホット・スプリングス!訳すと“熱い泉”!そんなものが沸き出しているなんて、いやんエッチ!その誘惑に自らすすんで乗っかって、「温泉、温泉」と見回してはみたものの、まぁ当然のこと、そこはなんでもないアメリカの観光田舎町でした。お〜い、湯煙旅情や〜い、温泉玉子や〜い、と呼んではみても、そんなものはどこにもなくて、ぬる〜い水がとろとろと流れ出ている場所に人々が並び、ポリタンクにそれを入れているのでした。
やれやれ………と落ち込みかけた私の目に、なんだか美しく立ち並ぶ建物が!どれもこれも、プチホテルの様にかわいく、「さぁどうぞ」と招いてくれている様子。見れば「BATHS」!風呂たち!大好きだ!銭湯開始!
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ここ、バックスタッフは、老舗有名温泉のひとつ。
とは言っても、個別蒸し風呂なんですがね……トホホ。 |
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