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 Vol.13/2001.7.23更新
『何しに来たの?…え、キャッチボール?
        ………あ、そう』の巻
 ♯3でしたっけ?メリーランド州の某ボールパークに、回転木馬があったという話を書いたのは。その時、アメリカのボールパークには、必ずピクニックエリアがあることにも触れました。『勝敗のためだけでなく、ベースボールがある場所に行く』一そういうベースボール文化を知ってしまうと、“鳴りモノ持参で、大勢が揃って応援する”という日本の光景は、とても異様に見えて来ます。ま、それは、お国柄の違いなわけで、どっちが正しいという問題ではありません。
 ボクが、つくづくおもしろいなぁ…と感じるのは、アメリカのそこかしこに“ベースボールのそばでいろんなことをする人たちがいる”という、その事実です。プロフェッショナルによるベースボール・ゲームが行なわれている横で、メリー・ゴーラウンドに乗っている子供たちとそれを見守る親たち。フィールドまでも簡単に到達するようないい香りの煙りをあげてバーベキューしながら、ファウルボールに駆け出す人たち。ジャグジーやプールのある観客席は、もう珍しくありませんし、せっかく入場料を払っているのに、客席には座らずに、屋内に設けられたスポーツ・バーでビールをあおりながら、モニターでゲームを楽しむ人だってたくさんいます。中でも、ボクが一番体験したいのは、最近増えて来ている“客席で散髪”、これです。夕暮れのベースボールを眺めながらヘアーカットしてもらう………気持ちえぇやろなぁ。
 で、今回の写真は、そんな“ベースボールのある場所で何をするか”という問いかけに答える究極の一枚。ところは、1Aのチャールストン・アレイキャッツのホーム一ワット・パウエル・パーク。いつものクセで、ボールパーク内散歩をしていたら、レフト側のフリーエリアでキャッチボールをしている親子を発見し、即シャッター。あのね……ベースボールしてますよ……ほら、そこで。いや、聞いてます?……あ、上手やねぇ……いやいや、あのね、何しに来たんですか?……あ、あぁ、キャッチボール?……あ、そう……もおっ、大好き!
ゲームは二の次、遊びが先決。
日本の野球好きには理解できない感覚。

文・写真/東野hoboひろあき


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