ラスベガスという街は観光に行くところ、
という印象が強いので、そこ出身の有名人は?
…となると、なかなか思い浮かばないでしょう。
ボクが唯ひとり知っているのは、シェリル・クロウです。
彼女は、知り尽くした感じで歌っています。
さてさて、その内容は………。
“ラスベガスを出て行くわ”
ものごっついネオンの通りに、
人生がどんどんとあふれ出てるんよ。
アタシには、別にどうでもえぇことやけどさぁ。
負け続けてた頃のほとんどは、
軍用ジープにおったんよ。
もう思い出すのもヤなことや。
アタシは、テレビをどついて、
賭け率を確認して、賭け金を置いて、
酒をついで、ブラインドを降ろして、
「なんとかなるんちゃうのん」
て思た。
ラスベガスを出て行くわ まぶしいねん。
ブラックジャックで手に汗かくのもなぁ。
土曜の晩に、ラスベガスを出て行くわ。
えぇことあるよ、えぇことがな。
多くの人が一獲千金を夢見て過ごし、サクセスを目指してエンターテイメントの世界でしのぎを削る街。でも、彼女にとっては、ベガスという街が邪魔で仕方なかったんでしょう。シェリル・クロウという女性が、そんじょそこらのミュージシャンではないということを、ボクは、彼女のアルバムに収録されている、この曲を聞いた時、
確信していました。
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ベガスで生まれ育つと、こういう光景が日常になり、
ついには、「ヤだ、もう、こんなとこっ!」となるのでしょうか。
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文・写真/東野hoboひろあき