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プロフィール
コラムを書いてくださる高石賢一さん
VOL.3 (FEB 26th.2001)
レトロモビル イン パリ
久しぶりのコラムです。これを読んでくださってる皆さんにはいかに私が怠け者かバレてしまいましたね。さて、今回はおフランスはパリで毎年開催されている、"RETROMOBILE"行って来た話を書きましょう。古いフランス車好きなら、もう泣いて喜ぶイベントで古い車の展示やパーツやカタログ、おもちゃ類の出店もあってその手のマニアだったら散財すること間違いなしです。
ヨーロッパ中はもちろんアメリカや日本からもたくさんの人が見に来ていて知る人ぞ知るショーです。でもなぜかこの寒い2月にやるんですね。もっと暖かい季節にやればいいのにと思いますがフランス人の考えてることよくわかりません。まあ、インドアなので中は熱気で暑いくらいですが。会場になっているのはいわゆる国際展示場で地下鉄12号線のポルトデベルサイユが最寄り駅になります。今年は2月の8日から18日まで行われました。会場はそんなに広くないので一日でも見て回れますが、お宝探しが目的でしたら初日に行くのがベスト。見所はフランスを代表する、シトロエンやプジョー、ルノーを愛好するクラブが持ち込んでくる古い車たち。他にも、どこにこんな車を保存してあったんだろうと思うような珍車も展示されています。今年の目玉は、エアロトレインなるものが2台も展示されていました。わざわざ2台もと書いたのは、普通の車と違って鉄道のたぐいなので大きいのです。ピカピカに磨かれたアルミの車体はまさに飛行機そのもので動力は垂直尾翼に取り付けられたジェットエンジンです。モノレールのようにレールをまたぎ走るという、それこそ未来の乗り物図鑑に出てきそうなしろもの。当時の試験運転の模様をビデオで流していたが、なんかカッコよかった。
ほとんど戦闘機のようなデザインのエアロトレイン。後ろにジェットエンジンを搭載。何の目的のためにこんなの作ったのだろうか。
旅客用のエアロトレイン。こちらはモノレール式でジェットではなくプロペラだ。こんな大きな車どこにしまってあったんだろうか。
また、会場にはバイクやクラシカルなモーターボートもたくさん展示されていてフランス人のホビーの厚みを感じさせられます。木目を生かした船体は高級家具のように丁寧に仕上げられ思わず見とれてしまう。日本でもマニアが多いシトロエンはDSを筆頭にSM、2CV、メアリ、そしてさらに古い15CVのクラブ等が素晴らしくレストアされた車を展示。1955年に生まれたDSのデザインは今みても未来形でどの車にも似ていないというところにフランスのエスプリみたいなものを感じる。質実剛健のプジョーもまたフランスらしい車だ。1960年代からサファリラリー等で素晴らしい戦績を残しており砂漠のライオンの異名を取る。現在でも最新型の206はラリーで圧倒的な強さを見せる。イタリアのカーデザイナー、ピニンファリーナのデザインは均整のとれた中にもよく見ると彫刻のような美しさがあったりする。この辺は日本車がいくら頑張っても越えられないような気がするのですがどうでしょうか。
この車を見てなんか変と思った人は正解。73年型のシトロエンSM。量産型は2ドアしかなかったんですね。こんなのも見れます。
こちらは前後にエンジンを積んだ2CV。レストアされたものだがコンデションは非常に良い。2CVのクラブが展示していた。
さて、いくつかお宝を手に入れたのでご紹介しておきましょう。一つ目は何年も前からさがしていたチェコ製のタトラのおもちゃ。1960年代はじめのものでリモコンで操縦ができる。共産圏チェコ製というのもめずらしいのだがタトラがモデルになっているのも非常にめずらしいはず。箱付きのいわゆるミントインボックスというやつ。今回タトラものは他も小さいモデルカーを手に入れました。珍しいといってもタトラを探している奴のほうが珍しかったりして。お次はシトロエンもの。DSとCXの1:12スケールでともにスペインのおもちゃメーカーで作られたもの。このスペイン製というのが癖ものでなかなか手に入れにくいものだ。そしてプジョー504を2台。こちらもおもちゃだが1:18でスケール感はとても良い。お宝自慢はこれくらいにしておきましょう。というわけで、今回はこの辺で。
シトロエンDS21のプラスチック製おもちゃ。おもちゃとはいえ形はかなり良くプラスチックというのがまたフランス車らしい。
共産圏時代のチェコ製タトラ603。虫のような形はかなり個性が強い。ヘッドライトはフロント中央よりに3つ並んでいる。
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