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プロフィール  


コラムを書いてくださる菊池航さん。
手に持つのは菊池さんがデザインしたNFLプレゲームオフィシャルTシャツ。
 VOL.5 (AUG 3rd.2000)
 特別編:マイナーリーグを見てきました

 皆さん、こんにちは。暑い日が続きますね。
今回はいつも登場している望月の代打として、バックドロップで主にグラフィックデザインの仕事をしている菊池がコラムを書かせてもらいます。というのは、私は少し早い夏休みをとり、アメリカへボールパーク巡りの旅に行ってきましたので、その中でみたマイナーリーグの事を少しでも文章にしてお伝えできればと思ったからです。

 今、日本でいっきに有名になったマイナーの球団は?それはボストン・レッドソックス傘下3Aクラス、インターナショナル・リーグのポータケット・レッドソックス(http://www.pawsox.com)ではないでしょうか。大家友和選手(http://www.tomo-ohka.com)が完全試合を達成したチームであり、そのホームグラウンドであるマッコイ・スタジアムへ行ってきました。ボストン空港から南南西へ約45マイル、車で約1時間半のポータケットにあります。ポータケットの街自体は古い建築物も多くみられ、閑静な街という印象をうけました。住宅街の中を車で走っているとマッコイ・スタジアムはひょっこりと現れます。おそらく選手と兼用であろう駐車場があり、白を基調としたスタジアムの外観は3Aクラスでは58年という最古の球場らしからぬ清潔さと新しさを感じました。ビルの3階まではあろうかという高いゲートをぬけて客席までの階段をのぼると踊り場からグラウンドを見渡せます。緑の芝、スコアボードや色とりどりの広告板が目に飛び込んできます。メジャーのスタジアムと日本の野球場しか見たことのない自分は、しばし呆気にとられるほど美しさでした。大球場の威圧感がなく、そのまま空につながっていきそうな解放感は、誰をも虜にする魅力をもっていると思います。
 当日は子供向けの無料で参加できる野球教室が開かれていて、私もグラウンドへ降りることができました。2人のレッドソックスの選手が2ケ所にわかれて、捕球と送球を教えているのですが、参加する側の子供も付き添いの大人も自由気ままにグラウンドで楽しんでいました。イニング間のアトラクションも含め、ファンを楽しませようとするチーム側とそれを楽しんでやろうというファン側との関係は羨ましいほど日本と大違いです。この日の対戦相手はバッファロー・バイソンズ。

ネクストバッターズサークル付近からのながめ
 バイソンズのメンバーをみればセルビー(元横浜ベイスターズ)、マント(元読売ジャイアンツ)がスターターでプレーをしていました。一方のレッドソックスにはサムソン・リー(元中日ドラゴンズ)がいます。球場の美しさとはうらはらにグラウンド内ではメジャーを目指して熾烈なプレーが繰り広げられています。
 そのグラウンド内でひときわ目をひいたのはアンパイアでした。彼等の目標もメジャーでジャッジをすることなのです。センターにフライが上がれば主審はセカンドベース付近まで全力疾走でむかい、捕球したのを確認すると「アウト!」をコールし、全力疾走でホームプレートへと戻ります。アンパイアの苛酷さはクラスが下がるほど激しくなります。というのも、1ゲームにかかわるアンパイアの人数が減っていくのです。1Aクラスの試合も観たのですが、アンパイアはなんと2人でした。さて、ゲームに話しを戻しますが、雨での中断をはさみながら4-7でレッドソックスは負けてしまいました。しかし、球場と選手を愛する地元の人々、スタッフのあたたかさによって清々しく球場を後にできました。
 アメリカに行ったら、ぜひマイナーリーグ観戦をおすすめします。その時はアンパイアにも注目することをお忘れなく!


グラウンドレベルからのスタンドのようす
突然の豪雨により一時中断

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