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I LOVE BASEBALL
― MLB観戦歴 ― 『Vol.2』 文・写真/藤原ヒロユキ
マイナーリーグ
フォトマイヤーズ・ミラクル

(フロリダ州フォートマイヤーズ)

フォトマイヤーズ・ミラクルの
公式サイトはこちら
www.miraclebaseball.com/

ミラクルが観たい。
フロリダにミラクルがある。
といっても、それはマイナーリーグのチーム名である。
フォトマイヤーズ・ミラクル。
こんな素敵な名前のチームを観に行かない手はあるまい。
マイアミからフォトマイヤーズまでは車で約3時間 。
75号線を西に進み、フロリダ半島を縦断する。
海は大西洋からメキシコ湾へと変わる。
ゴールデンゲートと言うこれまた夢のある名前の町で進路を北に取り、半島の西海岸を40マイル進む。そこがフォトマイヤーである。ミネソタ・ツインズやボストン・レッドソックスのキャンプ地でもある。
阪神タイガースにほんの一瞬在籍し、「神のお告げ」にて引退したグリンウェルが広大な牧場を持っていることでも知られる土地だ。
 ミラクルはもともとマイアミにあったインディペンデンツのマイナーチームである。親球団を持たない独立チームだった。その当時はフロリダらしいアクア・ブルーをチームカラーにしていたが、ツインズ傘下になりミネソタっぽい紺と赤のチームカラーになった。僕はどちらも、味があって好きである。特に帽子のマークは秀逸だ。ミラクルの頭文字Mからパームツリーが伸びている。
 球場はスパニッシュスタイルの豪邸を思わせる外装で、エントランスの中央には滝がある。そしてパームツリーが並んでいる。美しい。楽園のような風景だ。ベースボール・パラダイス。夢のような球場である。

ミラクルのマーク。かっこいいなー。


こんな球場日本にあるか?
ベースボール・パラダイスの殿堂だ
 入り口に近づくとパンフレット売りのおねーちゃんが元気よく叫んでいる。明るい。まさにフロリダの明るさである。
 さらに進むと、どーしても欲しくなるような素敵な柄のTシャツが目に止まった。椰子の木の実がボールになっているイラストだ。これは買わねば!とブースに進むが、みんな何やらせっせと書きものをしている。
聞けば、ミラクル・ファンクラブの入会申し込み書で、このTシャツはクラブに入ればもらえるということである。
入会金は10ドル。これでTシャツと球場駐車場の割引券が付いてくる。駐車割引券なんてどーでもいい。10ドルでTシャツを買ったと思えばいいじゃないか。それでも安いではないか!
即効で「ミラクル・ファンクラブ」に入会。アドレスのTakadanobabaを見て
『どこ?』と聞かれた。
『Japan』と答えると
『!あなたは日本人初のメンバー・オブ・フォトマイヤーズ・ミラクル・ファンクラブです』と言われた。
ほんとかな?嶋田さんのほうが先に入ってたんじゃない?
まー、とにもかくにも珍しいってことだな。誇りに思おう。

 球場に入ると若いマイナー・リーガーが打撃練習をしていた。フロリダの空に向かって白球を打ち続けることは、さぞや気持ちよかろう。

底抜けに陽気なプログラム売り


このTシャツがミラクル・ファンクラブの証
 犬がいた。ミラクルのユニフォームを着たボール・ドッグだ。
実は、僕がミラクルに興味を持ったのは写真集でこの犬を見たからだ。
審判にボールや水の入った水筒を渡すため、チョコチョコとあらわれる名物犬である。
『ワーオ、あれが本人、いや本犬か!』感激である。
試合の始まる時間が近づいてきた。
フォトマイヤーズにミラクルはおきるのか?
アメリカ国歌が流れる。もうすぐプレーボールである。

ボール・ボーイならぬボール・ドッグ。球団一の人気者?


ユニフォームはミネソタ・ツインズ・モデル


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