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Q. アイスホッケーにはどんな規則(ルール)があるの? その3

A. 3回シリーズでアイスホッケーのメジャーなルールを説明します!
「アイスホッケーのメジャーなルールを説明している3回シリーズの最終回です。
今回はルールで定められているペナルティについてお話をしたいと思います。中でもよく耳にするものをいくつか例をあげてみましょう。



・いわゆるひじ鉄をくらわす、ひじを使っての相手の妨害=エルボーイング
・相手のスティックや腕をつかんだり、スティックなどで相手をおさえつける=ホールディング
・スティックで相手をたたいたり、振り回したりする=スラッシング
・スティックを肩より上にあげてのチェックなど=ハイスティック
・スティックの先の部分(ブレードとよばれる部分)で相手をひっかけての進行妨害=フッキング
・スティックやひざ、手足腕、ひじで相手を妨害する=トリッピング
・パックを持っていない選手の動きを妨害したり、故意に手をたたいて相手のスティックを落としたりする=インターフェアランス
・スティックを両手でもちあげて突き出し相手をチェックする=クロスチェッキング
・相手を侮辱するような言葉や態度をとるなどスポーツマンらしくないことをする=アンスポーツマンライクコンダクト

この他にもまだいくつかありますが、これくらい知っていれば観戦には十分すぎるくらいでしょう。ペナルティは試合の流れを切ってしまうだけでなく、無用な失点につながりますし、何よりも相手を傷つける可能性が高いものなので、少しでも減ると良いですね。

では、この様なペナルティをするとどんな罰が待っているのかというと、次の通りです。
ペナルティをした選手は規定の時間、お仕置き部屋であるペナルティボックスに入っていなければなりません。残ったチームはその分少ない人数でプレーをしなければならなくなります。つまり、同時でなくとも2人の選手がペナルティをしたとすると、氷上にはもう3人の選手しか出て行けなくなるのです。ただし、3人以上がペナルティをしても氷上には常に3人以上の選手が出ることができます。これはそれ以上選手が減ってしまっては試合が継続できなくなってしまうからです。

ペナルティに対して課せられる時間は以下の通りです。
マイナーペナルティ(ごく一般的なペナルティ):2分
ダブルマイナーペナルティ(ちょっと悪質なペナルティ):4分
メジャーペナルティ(悪質なペナルティ):5分
ミスコンダクトペナルティ(かなり悪質なプレーをしたり、何度もの仲裁を無視して乱闘をずっと続けたり、審判にすごい暴言をはいたりするとこうなてしまいます):10分、ただし代わりの選手が出場できる
ゲームミスコンダクトペナルティ(これもかなり悪質な場合にとられますが、ペナルティをうけた選手が出血をするなど怪我につながってしまった時などによく採用されるようです):残り時間全部退場、ただしかわりの選手が出場できる
マッチペナルティ:委員会の決定が下りるまで出場できない

ここで前回のAsk Us!を思い出してください。ペナルティが発生してプレーヤーの数が相手チームより少なくなってしまった時、大いに活躍できるルールが“アイシング・ザ・パック”(以下アイシング)です。つまり人数の少ない方のチームにはアイシングが適用されないので、パックを出来る限り自陣のゴールより遠く=相手のゴールラインを超えるまでただひたすらたたき出せばいいんです。通常では自陣のブルーラインより手前から誰にもパックが触れられずに、相手のゴールラインを超えたらアイシングになってしまいますよね。
ペナルティが発生してプレーヤーの数が相手チームより少なくなってしまった状態をショートハンド、またそのプレーをキルプレーと呼びますが、ショートハンドの時にはアイシングが適用されないというルールを使って、味方の選手が氷上に戻ってくるまで時間稼ぎをするのです。

文/大北照彦・ひろ子