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この前、ようやくMDウォークマンを買ったので、カセットテープはもう聴くまいと思い、整理した。その中に古い黒い2つのカセットテープがあった。
中身は高校生の時友人のヨーコちゃんがダビングしてくれた、オジー・オズボーンの2枚組アルバム「トリビュート」。飛行機事故で夭折したオジー・オズボーンバンドの天才ギタリストランディ・ローズを偲んでつくられた生前のライヴ盤だ。ヨーコちゃんはテープの余った部分に、同バンドの後任ギタリスト、ジェイク・E・リーのバージョンも何曲か入れてくれた。「聴きくらべてみてよ。ギターの音が全然ちがうからさ。」音楽部の部室で自慢のギブソンのレスポールをシャカシャカさせながら学校一のロック通であるヨーコちゃんは言った。「やっぱ、ジェイクのほうが上手いんだよ。けどさ、ランディのギターのほうが気持ちにクるんだよね。」「そうそう。なんか重いよね。」ギターのことなどちっともわからんくせにあいづちを打ってた私。知ったかぶりが混じった偉そうな批評をえんえんと交わした放課後。高校生ってなんであんなに暇で無敵で恥ずかしいものなのか。しかし、テスト前でありながらせっせと夜中に切り貼りしてつくった、一対のカセットテープケースはきれいな出来ではないけれどなんだかとても愛おしく捨てるに忍びないのです。
あれから14年たった今、あのものものしく威厳にみちていた2枚組LPも1枚のCDに納まって売られている。私もとうの昔にヘビメタから足を洗ってしまった。けれどあのテープの中には恥ずかしいけれど忘れたくないあの頃がまだ入っているのです。
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当時すでに太ったおっさんだったオジー・オズボーン。
ヘビメタの帝王としてまだ活躍中らしい。
ちなみに株式会社オズボーンは彼とは関係ありません。
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ところで、この夏、GYCがおくる「親子大リーグ&マイナーリーグ・ベースボールツアー」。あなたの忘れていた熱いなにかを思い出す旅になるかもしれませんよ。
G事/高橋 佳奈子 |
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