2006年07月01日
チャングム・レシピ
NHK出版の「チャングム・レシピ」をゲット。
以前、「韓国ドラマレシピ」ってのも入手してたんですが、内容がほとんど辛い物ばかりで、いまいち「作りたい!」という欲求が生まれなかった。(辛い物好きの人、韓流現代劇ファンにはお薦め。なにげにチェ・ジュウ好きの僕としても嬉しい一冊)
17世紀までは韓国も激辛とは無縁の国だったらしい。
16世紀以前の韓国人が今にタイムスリップしたら「どないなっとんねん?」と驚くだろう。
チャングムは16世紀初頭の話なんでこの本の料理には辛い物がない。こころ暖まる。嬉しい。
ハッキリ言って、日本は韓国のようにならなくて良かったって気がする。懐石料理がダダ辛くなったりしてたら…。ゾッとする。
実は、唐辛子文化は大陸から日本の北九州に入り、倭寇の侵略や秀吉の朝鮮出兵とともに朝鮮半島に渡ったとの説もある。確かに北九州には辛子明太子などの文化がある。
ちなみにメンタイが鱈でメンタイコはタラコ。だから、正確には”明太スパ”って鱈の切れ身が入ってなくちゃおかしいはず。”明太子スパ”はタラコ入り。辛くなくても良いはず。
しかし、激辛ってエスカレートするからね。
僕もニューオーリンズに3日ほどいただけで、帰国後に日本で食べるのチリ・ビーンズが物足りなくなってたもん。”辛さ3倍増し”とか頼んでたし。
でも、すぐ「アカン、こんなことしてたら舌の味蕾がつぶれて味音痴になる」と思ってやめた。
私の知り合いに激辛好きな人がいて「10倍カレー、余裕」とか言ってるけど、その人は刺身を食べるときに、小皿にワサビを大サジ2〜3杯ぐらいとり、醤油をチョロッと垂らして、モスグリーンのペーストを作り、刺身の上に刺身と同じぐらいの厚さ盛って食べます。
鍋に直接、柚胡椒をバカほど溶かし込んで、鍋全体をパーにしたこともあります。(本人は嬉しそうに食べてたけど)
こうなると味音痴を通り越して味盲と呼ばれるれっきとした病気です。
辛いの好きな人って「まだ大丈夫」とか「全然平気」ってよく言うけど、それって味を表現する言葉じゃないと思う。
実は、塩辛さって舌で感じる味なんですが、唐辛子などの辛さって口全体で感じる刺激であって味そのものではないんですよね。
日本語の場合、ソルティーもスパイシーもホットも全部「からい」という言葉で表現。つまり、辛いのバリエーションはあまりなかったんです。スパイシーやホットは元々あまり使ってなかったんですね。胡椒(江戸時代にはすでに胡椒飯という料理がありました。ご飯に胡椒をふっただけ)、生姜、山椒、山葵、唐辛子ってあくまでも薬味であり、芯ではなかったんですね。
頃合いの刺激は味を引き締めたりアクセントになるけど、支配的になってはバランスを崩すだけじゃない?
投稿者 fujiwara : 2006年07月01日 12:12
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