2006年06月01日
盗作じゃないんでしょう。彼的には。
盗作ちゃうで。ワシが手直ししてもっとエエ感じにしといたったんや。っちゅうことでしょう、彼の主張は。
上手くて手慣れてて達者な腕前ですが、如何せんテーマがない。だからアジがないって人なのかねぇ?
以前、専門学校でイラストを教えてたのだが、そこの校風は、生徒に「なぜそれを描きたいのか?」を徹底的に考えさせるものだった。
よくあるんですが、泣いてるピエロの絵とか描いて「道化師って本当は悲しい。その苦悩を描きました」とか黒人ジャズプレーヤーの絵を描き「アメリカではいまだに黒人が差別されている。そこから這い上がる姿を描きました」みたいなことおっしゃる生徒さんがいるわけよ。そんな生徒に合評会(みんなで一人の生徒の作品を批評しあう)で「道化師に会ったことあるんか?本当の悲しさに接したことあるんか?黒人差別をどこまで理解してるんか?アメリカに行って黒人と生活してこい!」って、泣かすぐらい言っちゃうわけ。
そーしないと、上っ面が整っただけの絵になるから。技術はやってれば上手くなるけど、それって「お上手」なだけで作品ではないから。
僕も大学の頃、「絵画とはなにか?」って、今思えば青臭いことを考えて考えて考えて「無意識に無駄な絵を描くぐらいなら描かない」って思ってた時期があった。「とにかく手を動かせ」って考え方もあるし、考えすぎることが良かったのか悪かったのかわからないが…。少なくとも他人の何かからしか描けないような絵描きにはならなかったんで、良しとしようか。
モノを作る人間としては、なにかに影響されるってことは避けられないことだし、原点でもある。
でも、ちょっとでも他人と似た感じになっちゃうと「アカンアカン、これ、オレのとちゃう」って思うし、ましてや人前に出すのは「恥ずかしい」って感じる。いかに「自分にしかできないモノを創るか?」です、私の場合。
投稿者 fujiwara : 2006年06月01日 12:07
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