2006年04月28日
河岸は鯔背で粋だねぇ。
築地のマグロ仲卸「鈴与」の三代目よっちゃんと魚河岸に行く。
待ち合わせは波除神社前。粋だねぇ。河岸っぽい。
「アニキ(よっちゃんは私をこー呼ぶ)、まずはこれ喰ってくんねぇ」って青柳を出してくれた。デカイ。
「茹でただけ。そのままいって。醤油なんていらねぇよ。貝自体が旨いんだ」と。
で、食べてみるとこれがものすごく旨い。パクパクと何個も食べちゃった。
青柳は別名バカ貝とも言うが、なぜバカか?
海でベローンとだらしなく舌を出してるように見えるんでバカっぽいって説と”場を変える”からって説があるらしい。青柳って去年採れた場所を掘っても全くいなくて、別の場所にわんさかいるって感じなんだって。場(バ)を変(カ)える貝ってことでバカ貝ね。
場内の料理屋で昼ビール。
カツオのたたき、ニシンの塩焼きなどを食べる。
![]()
江戸っ子は発音だけでなく表示も「おひたし」ではなく「おしたし」。「ほうれんそう」は「れんそう。「ひじき」ではなく「しじき」
勘定を払おうとしたら
「ないに言ってんでぃ、ここはオレが」って言うんで
「じゃ、割り勘にしよー」って言ったら、絶対ダメって払わせてくれない。
で、店の外に出て
「河岸ん中で客人に金払わしたなんて噂になったら、てーへんなんだよ」って。
いやぁー、鯔背だねぇ。
で、帰りしなに「アニキ、これ持って帰ってくんねぇ」と鰺とグジの頭の粕漬けをくれた。
そのうえ、わざわざ河岸の出口まで見送ってくれた。
本物の江戸っ子は気持ちいいねぇ。
投稿者 fujiwara : 2006年04月28日 12:25
